「癌(がん)」
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癌(がん)とは
 罹患した細胞が隣接組織を襲撃したり増殖するとき、不規則性の成長や分裂、または未分化を示す細胞性悪性腫瘍をいいます。充実性腫瘍やびまん性腫瘍を形成する変性細胞は、発生部位に従って分類され、組織発生の種類により記載されます。

原因および頻度


 正常細胞の癌細胞(発癌)への変態は、多くの要因と多くの過程で起こると考えられています。その為、原因についての単一の理論でこの変態過程を十分に説明するものは、まだ存在していません。原因の明らかになっている癌もありますが、他については研究中です。癌は米国では2番目の死因となっています。毎年、52万5,000人以上が癌で死亡しており、117万人が新しく癌と診断されています。様々な形の癌が、特定の社会的小集団に発生する事はありますが、癌そのものは文化・人種・性別・年令・社会経済的集団・などに関係なく、普遍的に見られる疾患です。

[日本では男女共に癌が死因の第1位となっていて、毎年20万人以上が癌で死亡しています]


病態生理

 ある細胞が組織化せず、また、ほとんど、あるいは全く分化せずに増殖するときに癌は発生します。確実に確認されてはいませんが、ある刺激が、成長を調節する正常機構を抑圧することで、増殖がはじまると考えられています。その結果、成長や機能が無制御となり急速な運動性をきたして、隣接組織への侵襲、あるいは血行性やリンパ行による転移により身体の他の部位への癌細胞の拡大を可能にします。この移動過程は通常「転移」と呼ばれています。悪性腫瘍の原発部位(癌細胞の成長)は最初の成長場所であり、細胞が身体の他の部位に移動し、そこで拡大するときに第2の部位が発生します。

治療と対策

1、外科的治療法
 リンパ節とともに、あるいはリンパ節を含めずに原発腫瘍の除去および隣接臓器の除去;症状軽減の為の緩和的方法
2、薬物療法
 腫瘍を縮小し、寛解状態をきたさせる為に化学療法剤(抗癌剤)、ホルモン剤;免疫機能を高める為に免疫療法、あるいは生物学的応答調整物質
3、全身管理
 腫瘍を縮小し、転移を抑制するために放射線治療;骨髄移植

 一般的には上記のような治療が用いられていますが、最近では免疫療法が注目されています。いずれにしても日頃の予防により癌にならない事が大切です。