「高血圧」
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■高血圧とは
間欠的あるいは持続的な収縮期血圧の上昇(140mmHg以上)、または拡張期血圧の上昇(90mmHg以上)、あるいは個人の基礎血圧より収縮期と拡張期の20mmHg以上の上昇がある場合をさします。
■病因および頻度
原発性(本能性)高血圧症の原因は不明です。しかしながら、危険因子には家族歴、人種、肥満、喫煙、ストレス、高血圧遺伝因子を持つものでの高脂肪食や高ナトリウム食などがあります。二次的高血圧症は腎実質性疾患、腎動脈疾患、内分泌・代謝異常、中枢神経系障害、および大動脈狭窄により生じます。米国人では6000万人〜8500万人が高血圧症を持っていると推測され、脳卒中、心疾患や腎疾患の主な原因となっています。
[日本では、全高血圧患者の90%以上が本態性高血圧症と考えられ、加齢とともに高血圧の頻度が増加して、60歳以上では40%以上を占めると考えられます。男性に頻度がやや高いです]
■病態生理
高血圧症は血管調節系の疾患で、通常は血圧を正常範囲内に調節する機能が障害されています。細胞外液量とともに、中枢神経系と腎昇圧機構が動脈圧調節の主要機序です。いくつかの因子の組み合わせにより、血圧調整機構が変化し、心拍出量の増加と末梢血管抵抗の上昇をきたします。この結果、動脈圧が上昇し、脳血流と脳酸素供給が減少し、心筋の運動負荷と酸素消費が増加し、腎血流量と腎の酸素供給が減少します。
■臨床症状
高血圧症は一般に合併症が出現するまで無症候性です。ふつう定期健診で発見されます。
■合併症
合併症にはアテローム硬化性疾患、左室不全、脳卒中を伴なう、あるいは伴なわない脳血管不全、網膜出血と腎不全があります。病態が促進すると悪性高血圧症をきたし、血圧は著しく上昇し、急激に腎硬化症、脳症および心不全に至ります。 |
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